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HOT NEWS!!原付バイクの放置
暖かく、気持ちの良い気候の時は、誰しもがバイクなどに乗りたくなり、寒く凍えるような日が続くと、乗りたくない。
その間、スクーターにとってもお休み期間です。ですが、このお休みが、エンジンと車体にとっては、よくないのです。いろいろな不具合を生む要因です。乗り終いに注意することや乗り初めにやらなければならない事などを覚えておきましょう。
たった1ヶ月放って置いても何か起こります!
まず、半年放置したらエンジンはすんなり掛かってくれないと思った方が良いです。
半年いかないまでも、たったの1ヶ月でも、原付バイクは不具合を引き起こします。
もし、エンジンが掛かった!!
というあなたは、よほど運が良かったと思いましょう。
なぜ、そんなに簡単にかからなくなってしまうのか?
スクーターは車などに比べると原始的なキャブレターという気化器を使用しています。
Wikipedia→キャブレター
KITACO吸気系セッティング詳細→とってもわかりやすいキャブレター図解
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非常に機械的な構造の為、電子制御などされている訳でもなく、ちょっとしたことでも
すぐに不調になります。
が!逆に言えばちょっとしたコトで調子を戻すコトも可能。
また、最近は多くなりましたが、4サイクルエンジンの原付バイク。
Wikipedia→4ストローク機関
複雑化されている原付バイクですが、基本的なトコロは一緒のようです。
そんな放置時のトラブル要因を探ってみましょう。
ケース1【キャブレター詰まり】
▼こんな車種は弱いぞ!▼
セピア【CA1EA】・セピアZZ【CA1EB】・ディオ【AF18】・スーパーディオ【AF27】・タクト【AF24】などなど
放置期間30日〜 | |
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まず、必ず起こしているのがキャブレター腐り。キャブ内に溜まったガソリンが腐り、ジェットと呼ばれる穴を塞いでしまう。エンジンがかかったとしても、アクセルを開けると止まったり、アイドリングしなかったり、信号待ちで止まったり、放置によるキャブ腐りは、直さなければならない筆頭に来るものだ。 | |
処置 | キャブレター掃除/あるいはジェット交換 |
KITACO吸気系セッティング詳細→とってもわかりやすいキャブレター図解
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ケース2【水の混入】
▼こんな車種は弱いぞ!▼
ジョグ【3KJ】・ビーノ【5AU】・アプリオ【4JP】・セピア【CA1EA】・レッツ2【CA1KA】などなど
放置期間180日〜 | |
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雨水が給油口に溜まり、ガソリンタンク内に混入する。水がエンジン内部に入れば、クランクベアリングの腐食、シリンダーの錆び付き、エンジン始動時の焼き付きなどを引き起こす。給油口ドレン穴が塞がっていると、雨水が浸入する。 | |
処置 | 燃料タンクの掃除/交換/キャブ洗浄/燃料ポンプ交換 |
ヤマハ発動機リコール詳細→ジョグの燃料キャップリコール詳細
【オススメアイテム】
タンクキャップ ヤマハ50ccスクーター用ヤマハガソリンタンクキャップは、いっそ新品交換が望ましい!
ケース3【燃料ポンプの異常】
▼こんな車種は弱いぞ!▼
放置期間90日〜 | |
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放置期間により、燃料ポンプ内の弁が正常に動かなくなっているケースがある。ある程度キックを踏み続けると、重くなってきたりするのは、シリンダ内(クランク内)にオイルが充満し、負圧ホースを塞ぎ、燃料ポンプに負圧をかけれない事もある。ガソリンタンクの錆びが原因で壊れることもある。。 | |
処置 | 燃料ポンプ洗浄/交換 |
【アイテム発見】 新・中古品 ヤフオクの燃料ポンプ カタログ
ケース4【電装部品の接触不良】
▼こんな車種は弱いぞ!▼
放置期間180日〜 | |
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とにかく放置をすると、バイクの通風性自体が悪くなり、「腐り」を発生させます。埃が湿気を含み、じめじめと金属を腐らせます。電装系部品には腐りにくい真鍮を使っているが、サビるコトによる接触不良を起こします。CDIのコネクター部や、メインスイッチの接触部など、エンジンはいとも簡単に掛からなくなります。 | |
処置 | 各部の清掃/電装部への注油 |
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放置はこんなトラブルも発生させる!
長い放置は、エンジンがかからないような原因を作るだけではありません。
乗車するにあたり、いろいろな不具合を生みます。
さいわいエンジンがかかったとしても、すぐに走り回らず、車体をチェックして安全に備えよう。
【アイテム発見】 放置時の必需品!ヤフオクのバイクカバー(原付用)カタログケース1【バッテリー上がり】
▼こんな車種は弱いぞ!▼
放置期間180日〜 | |
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中古のスクーターを購入した方で、買う際にバッテリーを新品で入れていないような方は、放置による放電で、バッテリーが上がってしまうはずだ。セルが利かず、キック始動を強いられる。セルが利かないと、エンジンが壊れたと思っている方は、少なからずいるようです。バッテリーの力でセルモーターは回っているのです。 | |
処置 | バッテリーチャージ/あるいは交換 |
GSYUASAバッテリー上がりの原因→バッテリー上がりの原因
YAHOO検索→バッテリー通販ショップ
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ケース2【ブレーキキャリパー固着】
▼こんな車種は弱いぞ!▼
ジョグZR【3YK】・ジョグ【SA01J】・アプリオタイプ2【4LV】・スーパーディオZX【AF28】・ライブディオZX(Ⅰ型)【AF35】などなど
放置期間60日〜 | |
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フロントがディスクブレーキの車種は、ブレーキを握った途端、そのままブレーキが利きっぱなしになり、フロントがロックした状態に陥る。乗り回すどころではないであろう。症状が軽い時は、ブレーキがキーキー引きずるような感じでスクーターを押すと、重い印象がある。 | |
処置 | ブレーキキャリパーの掃除/交換 |
Wikipedia→ディスクブレーキ
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ケース3【ワイヤー固着】
▼こんな車種は弱いぞ!▼
ディオ【AF18】・スーパーディオ【AF27】・ジョルノ【AF24】・クレアスクーピー【AF55】・ライブディオ【AF34】などなど
放置期間20日〜 | |
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リヤはドラムブレーキが大半なのだが、ドラムタイプのブレーキはワイヤー駆動でレバーを握ることで作動する。このワイヤーは、雨などの湿気ですぐに錆びを起こす。錆びると、ワイヤーの動きが悪くなり、握ったまま戻らなくなる事もある。アクセルワイヤーもしかるべき。 | |
処置 | ワイヤーに注油/ワイヤー交換/リヤブレーキアームに注油 |
Wikipedia→ドラムブレーキ
Google検索→ワイヤー製作をするトコを検索
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ケース4【タイヤの空気圧減少】
▼こんな車種は弱いぞ!▼
セピア【CA1PA】・トゥデイ【AF61】・アドレスV100【CE11A】・ジョルノ【AF24】・チョイノリ【CZ41A】などなど
放置期間10日〜 | |
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結構タイヤの空気圧が抜けたまま走行している人を多く見かける。空気は勝手に抜ける。たとえパンクしていなくても徐々に抜けて放置期間によっては、ぺちゃんこになってくる。このまま、置いておくと本当にパンクしてしまう。定期的に空気圧はチェックした方がいい。 | |
処置 | エアーチェック/パンク修理/ムシ交換 |
ダンロップ→タイヤについて
ダンロップ→タイヤサイズ検索
YAHOO検索→タイヤ通販ショップ
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放置した原付バイク・・・乗り始めの注意!
暖かくなり、さあ乗るか〜とキーを入れたときからの注意点が、何点かあります。
バッテリーは上がっているので、キックを何十発もする事でしょうが、これはダメです。
まずするべき事は、チェックしそれから足を筋肉痛(笑)にしよう。
禁止事項!!
エンジンが掛からないと判断した時 | エンジンが運良くかかったとき |
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いきなりキックを何十発もする | いきなりブレーキを強く握る |
セルをガンガン回す | エンジンをすぐ止めてしまう |
ガソリンスタンドで給油する | ガソリンスタンドで給油する |
水をかけて洗車する | 空ぶかしをする |
こんなチェックをしてみよう!
まずは、ガソリンタンク内の確認
溜まっていない(タンク内もきれい)場合 | 溜まっている(タンク内に水が混入、さびなどの発生)場合 |
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▼下へ進む▼ | 水抜きのドレン穴を探し、水を抜く。そして場合によってはガソリンタンクを洗浄、交換しよう。 |
キャブレターのドレンボルトを緩め、古いガソリンを抜く
オイルが出てきた場合 | 何も出てこない場合 |
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オイルを抜き▼下へ進む▼ | ガソリンが腐っている可能性大。キャブ洗浄をして▼下へ進む▼ |
ブレーキを握ってみる。ブレーキレバーが戻るか確認する
戻る場合 | ドラムタイプで戻らない場合 | キャリパータイプで戻らない場合 |
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▼下へ進む▼ | ワイヤーに注油。レバー側にも注油▼下へ進む▼ | キャリパーの場合、全部ばらして掃除▼下へ進む▼ |
アクセルの開閉を確認する
回るし戻る場合 | 回らないもしくは、戻らない場合 |
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▼下へ進む▼ | ワイヤーに注油。もしくは、キャブを洗浄▼下へ進む▼ |
エンジンをかけてみる
キックが下りる場合 | キックが下りないもしくは、踏んだまま、戻らない場合 | エンジンがかかった場合 |
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最後までゆっくりと踏みつづける▼下へ進む▼ | クランクケースを開け注油▼下へ進む▼ | ▼下へ進む▼ |
セルスターターを使用してみる
キュルルルと元気よく回った場合 | きゅ〜きゅ〜カリカリと言った場合 | うんともすんともブレーキランプすら点かない場合 |
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やったー!乗り出せるぞ! | バッテリーをチャージもしくは交換だ | バッテリー交換をするべし!キック始動でも不便じゃなければそのままでもイイが、スズキ系はウィンカーが点滅してくれないぞ |
最終確認
空気圧確認 | 保安部品確認 | 加速感チェック |
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走り始める前に必ず空気圧のチェックを! | ウィンカー点滅、スイッチ作動などを確認する | 乗って見て加速、最高速のチェックだ! |
ここまでのチェックをするにも、かなりの知識が必要になるはずです。
当然工具も必要になるのですが、あなたのスクーターの車種にあった、対処の仕方を画像を交えて、解りやすく、ご説明いたします。
次ページ以降でも、上記のチェックポイント番号は共通です。
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