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HOT NEWS!!原付バイクの放置復活メンテナンス〜車種別
放置した原付バイクをまた、乗り始めよう!と、修理に乗り出す人を最近ひじょうに多く見かけます。イイコト?悪いコト?良く言えば、モノを大切にするようになった。悪く言えば、買い替えをする財布の紐が固く締まっている。個人的には正常な世の中になってきたと思います。そんな方々にピッタリのカテゴリーが、車種別放置メンテです。
原付バイクの放置ページで紹介した、放置した原付バイクのチェック番号に基づき、実際の原付バイクでチェックしてみたいと思う。
まずは復活させたくなるナンバー1のディオ【AF18】
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【アイテム発見】楽●天のディオパーツカタログ
【PR】 MAD MAXキーセット ディオ AF18/25/27/28ガソリンタンクのチェック
ディオの場合、給油口に水が溜まったり、ゴミがギンギンに詰まっている事は、まず無い。ドレン穴と言うものも存在しないので、給油口回りのトラブルは無いが、タンク内は要注意だ!
▼覗いてどちらの状態か判断しよう▼
タンク内がきれいな場合、錆までは出ていないが、ガソリンが腐っている場合がある。においをかいで、変な匂いがするようなら、ポンプでくみ上げて交換しよう。底に水が溜まっている場合は、タンクを外して、完全に出してしまおう。 | このような感じに錆びで腐っているようなら、もう交換した方がいい。軽い錆びであれば、タンクを外して洗おう。 |
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キャブレターのチェック
ディオ【AF18】のキャブレターの位置はココだ!またいで左側クランクケース上部
緑→キャブレター
Wikipedia→キャブレター
KITCO吸気系セッティング詳細→とってもわかりやすいキャブレター図解
▼フロートチャンバー部のドレンを緩め、古いガソリンを抜く▼
赤丸の部分にドレン抜きがある。反時計回りに回し、緩める。 | 矢印のほうにガソリンが流れる。 |
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- ここまでの作業をして、もし古いガソリンが出てきた場合は、キックをふみ、そのまま垂れ流しでガソリンを回してみよう。イグニッションはOFFでよい。
- もし、何も出てこないようなら、キャブが腐っている可能性がある。キックを踏んでみてもガソリンが出てこなければ、キャブ洗浄をしよう。
- さらに、明らかに粘度があるモノが流出して来た場合は、オイルが回っている証拠だ。
ピストンの位置が上支点にあった状態で放置すると、エンジン内部にオイルが回っている可能性大だ。その場合は、内部の圧力が高まり、クランク自体も回らなくなる。
この場合の処置は、エンジン内部に回ったオイルを抜かなければならない。
簡単な方法は・・・
- プラグを抜きキックを踏んでオイルをヘッドから抜く
- 燃料ポンプに繋がる負圧ホースからオイルを抜く
※いずれも、オイルが噴出して来るので、注意が必要だ。
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アクセルワイヤーのチェック
アクセルワイヤーはこーなってるぞ!
アクセルを捻ると、二又分岐で二分され、一方はオイルポンプの作動、一方はキャブレターのフロートの作動へと、繋がる。
赤→アクセルワイヤー
まずは、アクセルを開けてみよう。
つまり、アクセルが捻るコトが出来れば、キャブのフロートが開くし、オイルポンプも作動するというコトになるわけだ。
もし、捻るコトが出来ない場合
- ハンドルがサビてグリップが渋付いて捻れないケース
- ワイヤー内がサビ付いて捻れないケース
- キャブ内部が腐っていて、捻れないケース
と原因が分かれます。
上の構造を見て貰えればわかるとーり、キャブのフロートと繋がってるというコトから、キャブレターとも密接な関係がある。
さて、アクセルが捻るコトが出来ただけで安心してはイケない。
問題は、スパっと戻るかだ。
アクセルが戻らない場合は、走っちゃダメ!
その場合の措置は
- ハンドルのサビ落とし
- ワイヤー注油
- キャブ洗浄
上記の捻れない場合を想定した、措置と同一ですね。
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ブレーキのチェック
- ブレーキレバーを握る
まずリアブレーキから握ってみますが、握ってもスコスコ戻るようであれば、まず大丈夫。なんとなく戻りが悪いようであれば、ワイヤーが悪いのか、ブレーキライニング側が悪いか、見極めなければならない。
- ホイールが回るかも確認しよう
ブレーキを握って、ホイールが回らなくなる事がある。ブレーキが引きずっていたり、利きっぱなしになっていたり、エンジンがかかっても、これでは乗り出せない。特にリヤブレーキの固着は、厄介だ。走る前に、良く確認しよう。
- リアブレーキの固着が見受けれらた場合
ライニングペダルからワイヤーを外して、ブレーキ支軸かワイヤーか?
どちらに原因があるか調べる
- まずは、ブレーキワイヤーをライニングペダルから外そう。
←ライニング調整ナットを反時計廻りに回す | |
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←ワイヤー本体をライニング側から前方に引き抜く | |
←外れました |
- ライニングペダルが戻るかチェックしよう
ディオライニングペダルのチェック動画
この動画のようにスコン!と戻るのを確認しよう。
この状態である時に、ブレーキの戻りが悪い場合は、ワイヤーに原因がある。
ワイヤーの動きが渋い時は
- ワイヤーインジェクターを使い注油
- ワイヤー交換
のいずれかのメンテをして欲しい。
ブレーキの引きずりは、やっぱり良くない。
Wikipedia→ドラムブレーキ
S&Eブレーキ株式会社→ディスクブレーキとドラムブレーキ
AP ワイヤーインジェクター | デイトナ ブレーキグリス(ブレーキ鳴き止め剤) | ラベン バイク ワイヤーグリス
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キックでエンジンを掛ける
さて、いよいよエンジン始動だが、キックを踏みましょう。
キックなんか踏んだコトない!
って方もいるでしょう。
でも、このサイトを見て頂いたのもなんかのご縁。
この機会に、ぜひキック始動を体験してみましょう。
Wikipedia→キックスターター
なぜか?
管理者はこー考えちゃいます。
- 放置した場合は、バッテリーは弱ってる
- エンジンが掛かる可能性があれば、キックで始動
- 始動すれば、エンジンは発電する
- 発電すれば、バッテリーをチャージする
- 走り回れば、バッテリーは以前と同じ状態に戻る
- 余計な手間がひとつ減る
ってな考えを漠然としてしまいます。
ま、そんなコトはイイとして、エンジンが始動出来たら、
おそらく白煙をいっぱい吹くでしょう。
そのケムリを、その時に出し切って置くと、あとで調子がのります。
この時、びびっちゃイケません。
たっぷりとケムリを出せる場所に移動してでも、出し切ってしまおう。
▼ちなみに、こんな感じになって遭難するかも知れません▼
放置した場合、キックレバーがうまく踏めない、踏めても戻って来ないなどの理由で、うまくエンジンをかけるコトが出来ない時もあります。
この時は、駆動系のメンテナンスも兼ねて、キックギアを掃除するコトをオススメ致します。
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セルスターターを使用する
セルスターター・・・
つまり、右側の黄色いボタンで始動するコトだ。
Wikipedia→セルモーター
- ブレーキを前後、どちらでもイイので、握る。
- ヘッドライトスイッチ下の黄色いボタンを押す。
そして、音によるチェック!
キュルキュルキュル | キュ〜キュ〜キュ〜 | カチンカチン | うんともすんとも |
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大丈夫!元気元気 | ちっと弱いぞー | あれ〜?死期が近い | ご臨終です・・・ |
どーしたらイイ? | |||
ガンガン走ろう! | チャージで復活します! | バッテリー交換 | バッテリー交換、もしくは、ヒューズが飛んでたり、リレーが動いてない可能性もあります |
何のメンテナンスに対してもそうですが、 音 って重要です。
音をしっかり聴くと、バイク屋さんに修理に出す時もそうですが、参考になります。
こんな音がした!
というのを、ちゃんと覚えておきましょう。
GSYUASAバッテリー上がりの原因→バッテリー上がりの原因
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車体の最終チェック
さーエンジンも掛かり、バッテリーもなんとかOK!
ってコトになれば、あとは走り回りたいわけだが、まだチェックするべきトコがある。
- ウィンカー(右/左)の点滅確認
- テールライト(テール/ブレーキ)の点灯確認
- ヘッドライト(HI/LOW)の点灯確認
最低限、このぐらいの確認はしておこう。
保安部品の点灯がなされていないと、捕まっちゃいます。
次にチェックしたいのが、タイヤの空気圧。
これは、パンクにも繋がりやすいし、フロントが 1キロ(単位:kgf/cm2) を切ってる空気圧だと、
けっこー怖い思いをする。
フロント1.8キロ(単位:kgf/cm2)
リア 3キロ(単位:kgf/cm2)
は入れておきたいトコロだ。
ダンロップ→タイヤについて
ダンロップ→タイヤサイズ検索
さー これまでの厳しいチェックポイントを乗り越え、いざ出陣!
よーやく、風になれました。
最終確認は、加速と最高速のチェック。
0〜20キロの加速 | 20〜40キロの加速 | 40〜MAXの伸び |
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つまり信号待ちからのスタートダッシュ | 交差点を曲がってスピードをあげる時の加速 | 最高速がなんキロかによってコンディションが分かる |
なにが悪い? | ||
ウェイトローラー磨耗・クラッチシュー磨耗・キャブ調整・キャブ詰まり・エアフィルター詰まり | プーリー磨耗・クラッチシュー磨耗・ウェイトローラー磨耗・キャブ詰まり・マフラー詰まり | ベルト磨耗・プーリー磨耗・マフラー詰まり・キャブ詰まり・エアフィルター詰まり |
かなり、原因に究明には腕がいるかも知れないが、参考にして貰いたい。
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次は定番スクーターのスーパーディオだ!▲NEXT▼
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